歯科の麻酔は主に
- 全身麻酔
- 局所麻酔
に分かれます。
全身麻酔は一般の歯科治療では、あまり用いられることはありませんが、口腔外科の手術を行う際などに用いられます。
この全身麻酔は、主に前投薬、全身麻酔薬、筋弛緩薬に分類されます。
- 前投薬(鎮静や気道の分泌物の抑制などの目的)
- 全身麻酔薬(吸入麻酔、静脈麻酔などで、催眠、鎮静、術中の痛みの健忘効果など)
- 筋弛緩薬(気管内挿管のためなど歯科の全身麻酔の特徴として、主に、口腔内の処置になるため経鼻挿管:鼻から気管内に麻酔の管を通すことで、口腔内の処置を行うことができる)
局所麻酔は一般的な日常の歯科診療で用いられる麻酔です。
この局所麻酔は、主に、表面麻酔、浸潤麻酔、伝達麻酔に分類されます。
- 表面麻酔(粘膜表面に塗布したり、噴霧したりすることで、麻酔の針の痛みを和らげる)
- 浸潤麻酔(歯茎や、歯と歯茎の間に麻酔し、歯とその周囲の組織をマヒさせる)
- 伝達麻酔(神経の根元に麻酔し、歯とその周囲の組織をマヒさせる)
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